【和の継続に向かって】by おかちゃん

【和の継続に向かって】by おかちゃん

無の会便り2026年1月号のコラムです。

 皆様あけましておめでとうございます。昨年の一年を振りかえる前に、春から来てくれた研修生の林田くんが、12月をもって研修を修了するという形になりました。林田くんは現役大学生として3人目の研修生でした。僕が林田くんから気づかせてもらったことは、仕事と暮らしの両立のあり方についてです。ものを部屋の床には置かない、使うものはそばにおくが、使わないものは片付けておく。今までは仕事がうまく行けば部屋の整理は二の次三の次でしたが、彼からは住まいの快適さが仕事に繋がっていくということを気づかせてくれました。学生という最大の余裕がある時期に無の会に来てくれて、これから自分の行きたい場所ややりたいことをして、活躍を見せてくれることを期待しています。

 昨年のお米作りの天候を振り返りますと、2月上旬にたった一晩で高さ1メートル以上の大雪が降り積もり、一年分の農業用水が十分に確保できたのではないかと期待していました。しかし、7月中旬からは雨が全くと言っていいほど降らなくなり、かつ気温35度以上の暑さが一ヶ月も続いてしまい、9月には大雨と強風に見舞われました。稲に与えたい水が欲しいときにない。そして、地面を乾かさないといけないときに雨が降る。農業に有利な天候ではないなか、美味しいお米になる力を引き出せたのは、農作業を手伝ってくれたメンバー、多くの無来人の協力のおかげです。また、この一年は僕の股関節からくる腰痛がほとんどなかったです。ただただ感謝しかありません。

 そして先月12月の天候についてですが、例年はクリスマスから年末にかけて本格的に雪が振り始めるのが、この冬は12月に入ってすぐに積もるほどの雪が振りました。12年間いてこんな経験は初めてでした。昨年2月のときのように大雪が早くも来てしまうのではないかと思いましたが、そのときに来てくれた無来人が、薪割りやビニールハウスの片付けをしてくれて、雪の不安も感じさせないくらいの活躍をしてくれました。その後、積もるほどの雪は振らずクリスマスを迎えました。年の瀬には無の会で「今年もありがとう餅つき大会」を開催しました。当日の天気は快晴。来てくれたお客さんが率先して餅をついてくれました。地元の子どもたちが三人がかりでひとつの杵を持って、「せーの」でうまくついて力のこもったお餅ができました。一人ではできないことを協力しあう姿には感じるものがありました。

 無の会はメンバーだけのものではなく、来てくれたお客さんがいなければ成り立たないほどの変化や成長を経験しています。「自分」という枠組から抜け出さなければ、この奇跡のような一年を作ることはできなかったのではないか。そんな無の会をこれからも継続していくためには、多くの方を無の会の一員として受け入れる器を、メンバーと共に広げていかなければならない。それがこれからの目標です。今年もよろしくお願いいたします。

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