【観ること・感じること】by ななえ
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無の会便り2025年10月号の裏面コラムです。
こんにちは!野菜栽培研修生のななえです。お米はただいま稲刈りの真っ最中!野菜は大根・ほうれん草・白菜・キャベツ・レタスなどの秋冬野菜を栽培中です。
そんな中、先日近所の小学校の4年生の総合学習の時間にお邪魔して絵のワークショップを実施してきました。
テーマは「絵に親しもう!」で、小学1~4年生が30名ほど参加してくれました。
まず初めにモチーフをよく観察することを説明し、無の会の畑でとれた野菜を摘んで、子どもたちに配り実際に手に取ってもらいながらよく観察し、その後スケッチをしてもらいました。赤紫蘇を手に取り『梅干しの匂いがする!』とはしゃぐ男の子や、空芯菜を手に黙々と描く1年生の女の子、枝葉の付いた唐辛子を「始めて見た!持って帰っていいですか?」と聞いてくれた男の子…昼休みを利用した30分間でしたが、とても充実した時間を過ごせました。
実施後に「国語や算数の時間に話しかけてもいつも喋らない大人しい2年生の男の子が、自分から『先生この色で葉っぱ塗りなよ』と自分の色鉛筆を貸してくれて驚いた。」と校長先生から嬉しいコメントを頂きました。
よく観察するということは、単に色や形を捉えるだけではなく、香り、触感、対象を捉えたときに自分の心に訪れる機微の変化…作品の出来不出来に囚われず、そういったものを感じ取ることではないかと考えています。観ること感じることの大切さを子どもたちとの交流の中で改めて実感出来た貴重な時間になりました。
最後に彫刻家の佐藤忠良氏が40年程前に小学1年生の図画工作の教科書に寄せた文をご紹介いたします。
ずがこうさくの じかんは、
じょうずに えを かいたり、
ものを つくったり するのが めあてでは ありません。
じょうずに かこうと するよりも、
みたり かんがえたりした ことを、
じぶんで かんじた とおりに かくことが たいせつです。
しんけんに ものを つくりつづけて いると、
じょうずに なるだけでなく、ひととしての かんじかたも、そだちます。
この くりかえしの なかで、しぜんの おおきさが わかり、
どんな ひとに ならなければ ならないかが わかってきます。
これが、めあてです。
絵を描く時だけではなく、こういった姿勢で目の前に広がる畑をよく観察し、野菜作りに活かせたらいいな。と思う日々です。