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無来人 朝香さん（農家巡り中）
2023年春に遊びに来てくれた、高木朝香さんからの寄稿文です。
彼女の柔らかい雰囲気で、無の会はとっても和みました。一生懸命に物事に取り組む彼女が、これからも楽しい人生を歩み続けますように。
自然農法無の会の皆さま、2日間本当にありがとうございました！
お米や苺、菜花、梅干し、甘酒、お味噌などなど、無の会で頂いたすべてのひとつひとつの食べ物が本当に美味しく、力強いエネルギーに満ちていました。
沢山の美味しいご飯を皆さんと囲んで食べたこと、本当に幸せな時間でした。そして、無の会に滞在した時間は、私自身の生きる姿勢を優しくすっと伸ばして頂いたような、そんな時間でした。
私は一年ほど長野県で有機農業をしていましたが、体力的・精神的に余裕をなくした経験から、これを生業に生きていくのは私には向いていないのかもとなんとなく感じて、そして自分がどう生きていけばいいのか分からないままのときに無の会を訪ねました。
そんな私へ向けて、児島先生から最初にもらった言葉は、
「農業のこと、なんにも頭で分かっとらん！」
というものでした。
えー、私のことを何も知らないのになんてことを言うんだ！
と、初めは思いましたが、その後の児島先生からの肥料や土に関する質問に何一つ答えられず、そこから自分の無知さを少しずつ確実に自覚しました。
それと同時に、まだまだ私の知るべきこと、そこから考え、自分の生きる道に落とし込めることはまだまだ沢山あることに気付かされました。
不安や迷いの中で自分のことを信じられなくなっていた私に、今までの自分の経験の中だけで物事を考えたり、自分の向き不向きを決めてしまうことは傲慢ともいえることにも気付きました。
無の会で過ごした時間の中では、無の会メンバーおひとりおひとりの中にあるそれぞれの生きる力、自分の道を創る力、そしてそれをもとに生きる強さと優しさと輝きに触れ、力強いエネルギーをたくさん浴びさせてもらいました。
私自身、これからは自分の限界を自分で決めることはせず、自分の中にある力を信じてできることを増やし、深め続けることと、頭と身体を使って考え続けることを大事にしながら、自分の農業の道をしっかりと着実に歩み続けることに決めました！
沢山の学びと気づき溢れる、楽しい時間を過ごさせていただき、本当にありがとうございました！
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