8月 26, 2021Organic 会津農書の伝統農法 17世紀後半会津盆地の百姓は雪国ならでは循環農法で全国平均の2倍以上のお米を収穫していました。 その秘密が書かれたのが「会津農書」.この日本を代表する農業古典には、時を経ても変わらない「農」の本質と江戸時代は当たり前だった「循環農法」の知恵が克明に記されています。 "農は天下の本、本立ちて道生ず" (農業は天下国家の基本であり、基本が確立してこそ天下国家の道も生まれる) 「会津農書」に基けば.現代農業のように自然を人間の都合で一方的に支配するのではなく.自然に学び、地元の経済の営みや会津の発酵文化をとり入れ、多雪地域における自然のエネルギーを最大限に活用することで、.人の手を極限まで減らし、かつ最高品質の作物を育てることが可能になるのです。 . そして近年こうした伝統農法が現代科学によって裏付けられるようになりました.現代の有機農業理論(BLOF理論)に基づくと会津農書の記述には.会津の気候・土壌の特性発酵微生物のはたらき作物の生理生体土の栄養バランスなどそれぞれの関わりの本質を捉えていて全体の調和を目指した実践知であったことが分かってきたのです。.こうした考え方を基に無の会では土壌検査や施肥設計を会津農書の伝統農法に組み合わせることで.地域資源を循環させながら年を追うごとに豊かになる土づくりを通した自然環境の活性化を実践しています。 Tags: BLOF理論blognewsOrganic会津農書伝統農法現代科学 Share: